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診療部門

手外科

肘も含めた手の領域の疾患が主な専門分野になります。指のいわゆる第1関節(DIP関節)の変形であるヘバーデン結節、手のしびれ感の代表である手根管症候群、小指側のしびれ感は肘に原因のある肘部管症候群、腱鞘炎から手の腫瘍など。突き指で骨折や腱が切れたりすることも、デコピンで腱が脱臼することもあります。手は感覚・運動ともに繊細にできており、少しの変形や疼痛、感覚障害が生活動作に直結します。手の領域は特別に専門的な知識や技術が必要なことがあり、手外科専門医制度が設けられています。手から腕の困り事は手外科にご相談ください。

一般整形

整形外科は、体を構成する骨、筋や靭帯成分、神経など体を支え、動きに関連する部位を主として専門としています。腰痛や膝痛、肩関節痛など関節の変形や炎症、腰椎椎間板ヘルニアなど神経由来の疼痛、しびれ感など神経関連の疾患など多岐にわたります。当院ではレントゲン検査だけではなく、超音波エコーも用い正確な診断を心掛けています。また、必要であれば近隣にMRIを撮影していただける関係医療機関も多く、より正確で安全な治療が行える環境を整えています。

整形外科・漢方

漢方薬とは

降圧薬や鎮痛剤など、いわゆる西洋薬と言われるものは基本的には薬剤中の化合物が一つの効果を発現することを狙って処方されます。目標に向かって大砲を打つような感覚です。その効果は血圧が下がった、痛みが減ったなど分かりやすい効果として発現します。しかし、同時に大砲ですから副作用も出現することになります。その反対に漢方薬は複数の成分が不調を来している体を細かく刺激して、血流や体内水分を調整し、本人の体調を改善させることで治癒に向かわせると考えています。例えば疎経活血湯という漢方は、非常に細かいレベルでの血流改善を行い、神経痛や筋由来の疼痛を改善させてくれます。他の薬で効果が薄い方でも、疎経活血湯で非常に良くなったと言われる方がおられます。その方々は全身の調子が良くなったと言われることが多く、漢方の作用を実感するところです。

現代医療と漢方の併用を

漢方薬の中には、芍薬甘草湯のように筋けいれん(いわゆる足がつる状態)に素早く、良く効く薬もあります。しかし、多くの漢方薬は徐々に効能を発揮することが多く、漢方薬が効果を発揮するまでの疼痛やしびれ感などを取り除く必要があります。したがっていわゆる鎮痛剤などの併用、運動療法などのリハビリとの併用がより良い効果をもたらすと考えています。様々な薬や治療で改善しなかった方は漢方薬の併用をお勧めします。

内科

水曜日 内科外来のご案内

大木整形・リハビリ医院では、毎週水曜日に内科外来を開設しています。

診療内容

  • 生活習慣病診療: 高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病の診断と管理を専門とし、長期的な健康をサポートします。
  • その他の内科診療: 発熱や風邪症状、その他幅広い健康問題に関する相談を受けつけています。(専門的な検査・治療が必要で当院での対応が難しい場合は、近隣の専門外来を紹介させていただきます。)
  • ワクチン接種: 各種ワクチンの接種およびご相談を受け付けています。
  • 健康診断: 特定健診(よかドック・後期高齢者健康診断)、その他の健康診断を行っています。
整形外科患者さんのための包括的ケア

整形外科疾患で通院されている方の中には、内科的な問題を抱えている方も多くいらっしゃいます。内科外来では、なるべく当院で一括して治療を受けられるようにサポートいたします。

入院患者さんへのサポート

入院中の患者さんに対する内科的な問題を包括的にケアします。もともと診断されている疾患の治療を入院中もしっかりと継続し、また入院中に新たに発生する内科的な問題にも迅速に対応いたします。

スポーツ障害

スポーツ活動における怪我や筋肉、関節痛などがスポーツの障害となります。
最近はご高齢の方も積極的にスポーツに親しまれており、幅広い年齢層の方が来院されます。
それぞれの競技特有の動作、特に繰り返し動作による障害に留意し診察を行う必要があります。
スポーツに関連する障害をいくつか紹介します。

上腕骨の投球骨折

その名の通り投球した時に骨折します。
腕相撲でも起こります。
私の経験上ですが、腕相撲の骨折はどれも同じような部位で骨折し、場所が悪く手術に難渋していました。
大人の場合は特に酔っぱらっているときが危険ですが・・・、本人は酔っぱらっているので周りが止めてあげて下さい。

関節唇損傷

投球時のボールリリース動作前の疼痛が特徴です。

野球肘

内側の靭帯周囲の炎症や損傷、外側の離断性骨軟骨炎、疲労骨折も含め総称して野球肘と言われます。
ピッチャーが足りないなどで周囲に頼られることで、親子ともに無理をして悪化させているケースを良く診ていました。

尺骨神経障害

肘内側の疼痛の原因の一つで、もともと神経の走行に障害が起こりやすい部位であり肘部管症候群と言われる手の小指側を中心とした感覚障害が有名です。
筋量が多い方で筋肉での神経の押上げで似た症状が出ることがあります。

有鉤骨鉤骨折

手のひらの小指側、野球のバッドやゴルフのグリップ、テニスのラケットなどが当たる部分で、1回の損傷での骨折と慢性的な疼痛である疲労骨折のどちらもあります。

マレットフィンガー

いわゆる突き指で、指の先端の関節が伸びなくなります。
骨折を伴う場合と腱だけが切れる場合があります。

脊椎

頚椎・頚髄損傷

首の骨折や神経損傷のことですが、ラグビーなどの接触スポーツ、プールへの飛び込みの選手に多い傾向があります。

腰椎分離症

腰の骨の疲労骨折です。部活をしている世代に多い傾向があります。
放置すると将来的な神経障害の原因となりかねないので、腰痛が続いている場合は精査が必要です。

靭帯損傷

サッカーなどでの前十字靭帯断裂が有名です。
接触プレーでの受傷のみならず、急な方向転換やジャンプの着地などで受傷することも多く認めます。

ジャンパー膝

細かい定義は置いておいて、膝蓋骨、いわゆる膝のお皿の周りの痛みです、ストレッチをしっかりするよう指導します。

下腿

シンスプリント

いわゆるスネの骨の下側1/3ぐらいの部位の疼痛、疲労骨折との鑑別が重要でMRIが必要なことがあります。
当院ではすぐ近辺にMRIを撮影して頂ける連携施設が複数あります。

足関節・足部

靭帯損傷

いわゆる捻挫ですが、軽度の靭帯損傷から足首がグラグラする靭帯断裂、時に剥離骨折を合併していることもあります。
当院ではエコーで確認するようにしています。

 

ここに挙げたものはスポーツ障害のごく一部です。
心配なことがあればいつでも相談して下さい。

骨粗鬆症

骨粗鬆症とは?

骨代謝のバランスがくずれ骨がもろくなった状態。
骨は骨芽細胞によって骨が作られると同時に破骨細胞によって骨が壊され、常に新しく作り直されるという新陳代謝を繰り返しています。
骨が作られることを収入としたら、骨破壊は支出と考えても良いかもしれません。
よくある骨粗鬆症はこの支出の部分が大きくなり、全体的な家計(骨密度)が赤字になっていく状態です。

なぜ女性に多いのか?

そもそも男性に比べて女性の方の骨量が少ないこと、また閉経に伴い女性ホルモンである「エストロゲン」が激減するためです。
このエストロゲンは骨を作る作用を促進させ、骨破壊を抑制しているため、エストロゲンの作用が無くなると急に骨密度の低下が起こります。

骨粗鬆症は治療の必要があるのか?

骨粗鬆症とは、別の病気が原因である場合を除けば、そもそも自然の状態で起こっている現象です。
これをそのまま老化として受け入れるなら放置しても良いかもしれません。
しかし、腰の椎体骨折や股関節の骨折(大腿骨近位部骨折)が死亡率を上げている。
そのようなデータが骨粗鬆症ガイドラインにも記載されています。
そもそも骨折ですから手術になったり痛みが残ったり、予防できるなら骨折は予防したいところです。

骨粗鬆症の診断

骨密度検査機器

転倒や軽微な力で大腿骨近位部骨折や椎体骨折を起こした場合はその時点で骨粗鬆症と言えます。
また、骨密度検査(DEXA)で腰椎と大腿骨を測定し、採血でも骨粗鬆症に関連するマーカーを測定し、その結果を見て治療の介入を決定します。
なお、このときに甲状腺関連等の他の病気からの骨粗鬆症ではないか注意が必要になります。

骨粗鬆症の治療

普段の生活、適度な運動と日光浴

30分程度の歩行や8000歩程度の歩行が有用であることがガイドラインに記載されています。
ただし、膝の疼痛など他疾患があればこの限りでは無く、状態に合わせて説明するようにしています。
またビタミンDは骨代謝に重要であり、日光暴露で生成されることも知られていますので15分程度の日光浴が有用です。
また、ビタミンDを多く含む食品として、イワシ、サンマ、サケなどの魚、きくらげ、椎茸などのきのこ類が知られています。
カルシウムは乳製品、小松菜などの緑黄色野菜、ひじきなどの海藻、豆腐などの大豆製品で摂取量を増やすことができます。
ただ極端に過剰摂取する必要は無く、食事は基本的にバランスの良い食事を心がけていただければ良いと考えています。

投薬

骨形成促進薬、骨吸収抑制薬、またはその両方の作用を併せ持つ薬があります。
注射剤や内服と様々な製品がありますので診療にて十分説明し決定します。

交通事故・労働災害

交通事故は相手がおり、保険会社が関与していることがほとんどです。
このあたりが通常の受診と異なるところです。

早期の受診を

交通事故後は警察に連絡します。もちろんひどい怪我があれば救急車を要請してください。
その後は保険会社に連絡し、受診する整形外科を含めた医療機関名を伝えて頂けると、保険会社からそれぞれの医療機関に連絡が入り手続きが進みます。

なにかとすっきりしない症状

交通事故は事故の程度によらず、思った以上に外傷エネルギーを受けていることが多く、症状が長引くことがあります。

後遺症診断

ある程度の期間治療しても症状が残る場合、最終的に後遺症として診断書を作ることがしばしばあります。
この後遺症診断書は整骨院(保険医療機関では無い)では作成できないので注意が必要です。
後遺症診断書は病院や診療所(保険医療機関)で作成する必要があるので、定期的に受診している整形外科で作成することが望ましいと考えます。

 

交通事故は通常の診療と比べて、勝手が違う場合があるので、分からないことがあればいつでも相談して下さい。

入院

ベッドが並んでいるだけの部屋は嫌だ。当院の創業からのこだわりだそうです。
病室は個室、2人部屋はもちろん、4人部屋もベッド同士が隣接しておらず、それぞれに窓もついており、広々とした空間で過ごすことができます。

術後のリハビリテーション、肺炎など病後で体力が低下した方に対する日常生活復帰へのリハビリ、介護保険でのショートステイなどを受け入れています。また、手外科領域では日帰り手術も行っていますが、1日から数日、心配があれば入院していただくことも可能です。介護疲れで困っているご家族の相談も承っています。気軽に相談してください。

看護部のキャッチコピーは「笑顔で寄り添い心をつなぐ看護」皆さんをお待ちしています。

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